そうだ!じゃぶじゃぶ池へ行こう2022

暑い夏の日。公園の遊具は熱くなり、とてもじゃないけど子どもを外で遊ばせられません。
涼しい屋内施設は有料のところが多いし、かといって毎日家の中で過ごしていると、大人も子どもも飽きてきますよね。
そこで、夏の遊びのレパートリーの一つとして「じゃぶじゃぶ池」に行くのはいかがでしょうか。小さな子ども向けのじゃぶじゃぶ池は、水遊びデビューにも最適です。
この記事では、じゃぶじゃぶ池の良さやおすすめの遊び方、持ち物、注意点についてご説明します。
下調べをしっかりして、じゃぶじゃぶ池を満喫しましょう!
じゃぶじゃぶ池とは?

「じゃぶじゃぶ池」とは公園内の浅いプールの通称です。小さな子どもと保護者がいっしょに遊ぶことができます。
東京都ではその呼び名が多くの人に浸透しており、ホームページにじゃぶじゃぶ池情報がまとめてある区もあるほどです。
公園内の水遊び場は日本全国に存在しますが、「徒渉池(としょういけ)」や「ちゃぷちゃぷ池」など場所により名称はさまざまです。
じゃぶじゃぶ池で遊べる時期
じゃぶじゃぶ池の多くは、7月から9月中旬に開放されています。
毎年固定のところもあれば、その年ごとに開放される日を決めるところもあるので、管理者のホームページなどで確認すると良いでしょう。
最近では、密を避けるために予約が必要な場合もあります。
また定休日を設けていたり、雨天の場合や、気温・水温が低い日には開放されないこともあります。
おでかけの当日にも、利用できるかどうか確認すると万全です。
プールと比較!じゃぶじゃぶ池の良さをご紹介

水遊びができる場所を聞かれて、真っ先にプールを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
思いっ切り水と触れ合える点ではプールと同じですが、じゃぶじゃぶ池ならではの良さもあります。
ここではプールと比べたときに、じゃぶじゃぶ池にはどんな良さがあるのかご紹介します。
お財布にやさしい!基本的に無料
じゃぶじゃぶ池は基本的に無料なので、お財布にやさしい遊びができます。
有料の施設の子ども料金は安く設定されていても、大人も一緒に入るとなると結局高くつきますよね。プールだけでなく有料の遊び場が多い中で、無料で子どもが満足できる遊び場は貴重です。
ただし、駐車場料金がかかる場合があるので、注意してくださいね。
水深が浅く安全安心
じゃぶじゃぶ池の深さは10〜30cmほどです。
就学前の子どもが座って遊んでも上半身がしっかり水面から出るので、安心して遊ばせることができます。
またじゃぶじゃぶ池には、年齢制限が設けられています。
大きい子どもと一緒の遊び場だと、ぶつかったりしないか冷や冷やしますよね。就学前の子どもだけのじゃぶじゃぶ池を選べば、小さい子どもとその保護者しかいないスペースで、のんびり水遊びを楽しむことができます。
着替えがいらないので気軽に楽しめる
プールに行くと、大人も水着に着替える必要があります。
楽しく遊んだ後も、子どもの着替えを手伝いながら、自分の着替えもしなければならないことを思うと負担は大きく、腰が重くなりますよね。
じゃぶじゃぶ池では、保護者がいっしょに遊ぶ場合でも、大人の着替えはいりません。子どもの着替えに集中できます。
また中には、子どもも服のままでOKというところもあります。水に濡れてしまう可能性は0ではないので、濡れても良い服や着替えはあるに越したことはないですが、大人の着替えがないだけでも荷物も半分以下になり、楽です。
じゃぶじゃぶ池の楽しみ方

じゃぶじゃぶ池ではどんな遊びができるのでしょうか。遊びによっては事前に準備するものもでてきます。
事前に考えておくと、じゃぶじゃぶ池を最大限楽しめますよ。
五感で水を感じよう!

はじめはおもちゃを出さないで、子どもが自発的に水と触れ合う様子を見守ってみてはいかがでしょう。大人の思っているものとは違った遊び方をするかもしれません。
水に触れる経験の少ない子は、恐る恐る、まずは水に慣れるところから。他の子の様子を観察して、遊び方を習うかもしれません。
水にそっと触れて、その冷たさを肌で感じても良いですし、水の中を動き回って足元の不安定さを楽しむのも良いです。
ゆっくり浸かりながら、太陽の光が水面に反射するのを目で見て楽しむ子もいるかもしれません。
遊び方は自由です。我が子がどんな遊び方をするのかをまずは観察してみると、新たな一面を見られるかもしれませんよ。
水かけグッズを活用

水に慣れてきたら変化をつけて、水かけグッズを活用しましょう。
バケツに水を溜めて思いっきり水をかければ、テンションが上がること間違いなし。
水鉄砲で水のかけ合いをするのは、言うまでもありません。水鉄砲の使用を禁止しているじゃぶじゃぶ池もあるので注意してくださいね。
楽しくなりすぎて周りが見えなくなる恐れはあるので、周りと距離をとりながら遊ぶようにしましょう。
あったら便利!じゃぶじゃぶ池におすすめの持ち物

事前準備をしっかりしておけば、じゃぶじゃぶ池を100%楽しむことができますよ。
ここではじゃぶじゃぶ池で遊ぶときに、あると便利な物をご紹介します。
タオルと着替えは必需品
タオルと着替えは必ず持っていくようにしましょう。
濡れた体のままでいると、体温がどんどん下がってしまいます。遊び疲れて一休みするときには、一度体を拭くと良いでしょう。
そのためタオルは2〜3枚あると便利です。
思いがけず水に濡れてしまうことも考えられるので、お父さんお母さんの分のタオルや着替えも用意しておきましょう。
着替えがあれば、心置きなく水に濡れることができますね。
足を守るビーチサンダル
足をケガしないように、ビーチサンダルを用意しましょう。
真夏の地面の温度は、思ったより熱くなっています。万が一足裏がやけどしないように、ビーチサンダルで足裏を保護するのをおすすめします。
水の中は歩きにくいので、足にしっかりフィットするかかとベルトつきのサンダルがおすすめです。
また他の子どもや保護者がサンダルを履いている場合、足を踏まれてしまう恐れもあります。踏まれても大事にならないように、足の甲やつま先が保護されるサンダルのほうが安全性が高いです。
ただ中には、裸足でないと入れないじゃぶじゃぶ池も存在します。
せっかくサンダルを新調したのに必要なかったなんてことにならないように、あらかじめホームページなどで確認しておきましょう。
熱中症予防グッズ
遊びに夢中になり、気がついたら頭がクラクラするなんてことにならないように、大人も子どもも熱中症には気をつけましょう。
日陰になっていない場所も多いので、事前に日焼け止めを塗っておくと良いです。
またこまめに塗り直せるように、日焼け止めは持参しましょう。
子どもが手を離れて遊ぶ場合、大人は日傘を差しながら待つのも良いでしょう。
こまめに水分をとるのも大切です。水遊びは全身運動なので、陸上での軽い運動の約1.5倍汗をかきます。
多めに飲み物を持っていくと良いでしょう。
スマホ防水ケースがあれば安心
たのしく遊ぶ子どもの様子を写真に残したい方は、スマホ防水ケースがおすすめです。
「今撮りたい!」という場面でタオルを取り出して手を拭いてからスマホを操作してカメラを起動し……としている間に、シャッターチャンスを逃してしまうかもしれません。
スマホ防水ケースは、ケースに入れたままスマホを操作することができます。撮りたいと思った瞬間を逃すことがないでしょう。
またスマホを水の中に落としても、防水ケースにいれておけば安心です。
じゃぶじゃぶ池を利用するときの注意点

じゃぶじゃぶ池を利用する前に、いくつか知っておきたいきまりがあります。
知らずに行くと遊べずに帰るはめになる恐れがあるので、注意しましょう。
子どもから目を離さないこと
水遊びには危険が伴います。子どもが水に入っている間は目を離さないようにしましょう。
子どもは水深2〜3cmでも、溺れるときは溺れます。
声を聞いているから目を離しても良いと思う方もいるかもしれませんが、実際に人が溺れるときは静かに溺れることが多く、見ていないと気付けない可能性があります。
監視員がいるところもありますが、すべての子どもに目を配れるかというとそうではありません。安全に遊べるように、しっかりと目を配りましょう。
水遊びのリスクを考えると不安に思う方もいるかもしれませんが、危ないからやらせないのではなく、安全を保障したうえで遊ぶ経験をさせてあげるのが良いでしょう。
おむつがとれていないと利用できないところもある
就学前の子どもだったり低学年までOKだったり、じゃぶじゃぶ池の利用には年齢制限があります。
衛生面の関係で、おむつがとれていない場合は利用できないこともあり、気をつけなければなりません。
プールや海で使える水遊び用おむつもありますが、漏れを完全に防ぐことはできないため、禁止されているところもあります。
年齢制限とおむつについては、ホームページに記載されていることが多いです。事前に確認してから出かけましょう。
公園独自のルールを確認してから行こう
年齢制限だけでなく、じゃぶじゃぶ池のきまりは公園ごとにちがいます。
ホームページに情報や電話番号が載っているので、行きたいじゃぶじゃぶ池のきまりを確認しておきましょう。
以下の情報も事前にわかると便利です。
- 飲食ができるか
- テントやタープを張っても良いか
水遊びは子どもにとって一大イベントです。行ってみて利用できなかったなんてことがないように、下調べをしっかりしておくのがおすすめです。
遊び方は十人十色!ありあまるパワーをじゃぶじゃぶ池で発散させよう
お財布にやさしく、気軽に遊ぶことができるじゃぶじゃぶ池。
水深が浅いので、小さい子どもでも安全に遊べます。年齢制限が設けられていたり、公園独自のきまりがあったりするので、下調べしてから出かけましょう。
じゃぶじゃぶ池の楽しみ方は、前半はしっかり五感で水を感じ、後半は水かけグッズを活用するのがおすすめです。
安全とはいえ危険は0ではありません。水に入っている間はお子さんから目を離さないようにしてくださいね。