おうちで流しそうめんの作り方!起源を知って全力で楽しもう!

暑い季節になると流しそうめんをしたくなりますよね。
しかし、流しそうめんの作り方が分からず、やったことがないという方も多いと思います。
そこで今回の記事では、おうちでの流しそうめんの作り方についてご紹介します。
流しそうめんの起源や、流しそうめんを行う際の注意点についても紹介しているので、是非最後までご覧ください。
流しそうめんは機械無しでできる?簡単な代用例を2つ紹介!
流しそうめんをしようと思っても、専用のスライダーがないと躊躇してしまいますよね。しかし、流しそうめんは、機械を持っていなくても十分楽しむことができます!
ここでは、機械無しで流しそうめんをする方法を2つご紹介します。
雰囲気抜群!竹を使った流しそうめんスライダーの作り方!

竹を使った流しそうめんスライダーは、少し時間と手間がかかりますが、雰囲気がとても良いのでお勧めです。自分たちで考えながら制作する過程はとても楽しく、子供たちにとってもきっと忘れられない思い出になりますよ。
それでは、作成の工程をご紹介します。
1 ) まずは、竹材を用意します。
竹林を持っている知り合いの方や近所の方がいなくても問題ありません。ホームセンターやオンラインでも購入することができるため、誰でも簡単に手に入れることができます。値段は1本千円前後です。竹は2分割してならべて使うため、長さは1.5mほどあれば十分です。
2 ) 次にナタで竹を半分に割ります。
竹を割る際には、ナタを竹の真ん中におき、金づちでたたくと効率よく割ることができます。
3 ) 半分に割ったら、次は、竹の節をとる作業です。
金づちとのみで叩いて節を割ります。ある程度節を落とすことができたら、次は紙やすりで磨いて、表面を滑らかにします。
4 ) 最後に、表面を消毒するために、熱湯や中性洗剤で磨いて完成です。
出来上がった竹を、脚立や台に程よい角度で立てかければ、すぐに流しそうめんを楽しむことができます。
誰でも簡単!ペットボトルを使った流しそうめんスライダーの作り方!

「おうちで流しそうめんをしたいけど、竹を切ったり、磨いたりするのは大変そう…」
そう考えている方には、ペットボトルで作る流しそうめんがおすすめです。ペットボトルで作る流しそうめんは、コストをかけずに簡単に作ることができるためおすすめです。
1 ) 2Lのペットボトルを3つほど用意し、上部分と下部分をカッターでカットします。
2 ) カットしたペットボトルをはさみで半分にします。
切り方は筒状ではなく、平面のものが2つになるように縦に切ります。
3 ) ケガをしないように切り口にセロテープを張ります。
4 ) ペットボトル同士を少し重ねて並べます。重ねる際には、普段飲み物が入っている方にそうめんを通すイメージで、ひっかからないように下に重ねます。重ねたものを水が漏れないように、裏側からガムテープで止めます。
5 ) ペットボトル3つ分ほど同じ工程を繰り返し、ちょうどいい長さになったら完成です。
完成品を台の上に立てかけることで、流しそうめんを楽しむことができます。
流しそうめんには何が必要?これさえ準備すればOKな材料

流しそうめんに必要な材料はなんでしょうか?選ぶのが大変だからといってそうめんだけではなんだか味気ないですよね。
ここでは、家族みんなで楽しむための定番材料を紹介します。
1 )そうめん
これが無くては成り立ちません。
2 ) きゅうり
さっぱりとした味わいで、夏にぴったりです。そうめんのつゆにもよく合います。
3 ) とまと
味はもちろん、赤や黄色の彩りを添えてくれます。掴むのが少し難しいので、流しそうめんならではの体験をすることができます。
4 ) さくらんぼ
さくらんぼはデザートにぴったりです。そうめんのしょっぱさの後の甘さは格別です。子供達も喜ぶこと間違いなしです。
5 ) つゆ、薬味
最後に忘れてはいけないのが、つゆと薬味です。
つゆは、定番の麺つゆに加えて、市販のつけ麺のスープや、しょうゆ、ごまだれを用意しておくとバリエーションが出て、長く楽しめます。
薬味は、ネギ、ごま油、わさびなどがおすすめです。
起源を知ってもっと楽しもう!古くから伝わる流しそうめんの魅力

そうめんの起源

そうめんの起源には諸説ありますが、奈良時代に唐(中国)から伝わったお菓子「索餅(さくべい)」がもとになっているという説が有力だとされています。日本では、奈良時代からこの索餅の記録が見つかっており、そうめんの歴史がかなり長いことが分かります。
索餅が現在のような麺状になったのは、室町時代と言われています。このころから素麺(そうめん)という言葉が使われるようになり、現在とほぼ同じような形、作り方がされていました。
しかし、このころのそうめんは、寺院や宮中でしか食べられておらず、庶民には手の届かない物でした。庶民に食べられるようになったのは江戸時代で、そこから広く普及し、多くの人に愛されるようになりました。
流しそうめんの起源

奈良時代から食べられている、そうめんを「流しそうめん」として食べるようになったのは、昭和30年からです。流しそうめんは、暑さで有名な九州の宮崎県高千穂町からうまれました。
高千穂町に駐在していた新聞記者が、少しでも涼むために、ゆがいたそうめんを高千穂峡の冷水で冷やして食べていた光景から発想を得たと言われています。そして、昭和34年に地元企業が「流しそうめん」として商業化したことで、全国的に広まっていきました。
そうめんの特産地

日本には数々のそうめんの特産地があります。その中でも、特に人気があり、三大そうめんとなっているのが、兵庫県の「揖保乃糸」、奈良県の「三輪そうめん」、香川県の「小豆島そうめん」です。どのそうめんを買ったらいいか迷っている方はこの3つの中から選ぶことをお勧めします。
揖保乃糸
揖保乃糸は、もちもちとした食感と強いコシが特徴です。すべての商品が、機械ではなく手延べで作られており、職人さんの熟練の技が感じられます。
揖保乃糸のそうめんは、1種類だけでなく等級に分かれており、様々な味を楽しむことができます。何度も流しそうめんをしたい方は、違った等級も試してみるとよいかもしれません。
三輪そうめん
三輪そうめんは、1300年前から作られているという伝統的なそうめんです。タンパク質含量が他の麺よりも多く、細麺ながら強いコシのある麺です。
その食感はとても評判がよく、テレビや雑誌でも何度もとりあげられています。食感を楽しみたい方はぜひこちらを選んで見てください。
小豆島そうめん
小豆島そうめんは、400年前から変わらない製法を続けているこだわりのそうめんです。
素材にも強くこだわっており、瀬戸内海の塩、かどや製油のごま油、組合推奨の小麦を100%使用しています。
美しい見た目とごま油の香りが、食欲を引き立てます。
味以外にもこだわりたい方におすすめです。
流しそうめんを楽しむ際の注意点

多くの人が参加する流しそうめんは、衛生面に注意する必要があります。注意点を守って、安全に流しそうめんを楽しみましょう!
- 参加者全員の手洗いうがいの徹底(特にそうめんを流す人は入念に!)
- 雑菌の繁殖を防ぐため、ゆでたそうめんは時間をおかずに食べる
- 家の中で行う際には、床が濡れないように下にブルーシートなどを敷く
- 赤ちゃんや子供から目を離さない
- 高齢の方や子供でも食べやすいように一度に多くのそうめんを流しすぎない
家族みんなで流しそうめんを楽しもう!

今回の記事では、おうちで流しそうめんを楽しむ方法についてご紹介しました。
要点を以下にまとめます。
- 流しそうめんは機械が無くても、竹やペットボトルを使って楽しめる!
- 具材は、そうめん、とまと、きゅうり、さくらんぼ、つゆ、薬味があればOK
- そうめんの起源はとても古く、歴史ある食べ物
- 流しそうめんを楽しむ際には、衛生面や安全面に注意!
ぜひ、皆さんもこの記事を参考に流しそうめんを楽しんでみてください。