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トップ水の知識RO水とは何かを知ろう!天然水との違いを比較してみた

RO水とは何かを知ろう!天然水との違いを比較してみた

RO水とは何かを知ろう!天然水との違いを比較してみた

「RO水って何?」「RO水と天然水の違いがわからない」といったように、RO水がどのような水かわからない人もいるのではないでしょうか?RO水とは不純物を極限まで除去し、安全性が保証されている水のことを指します。

本記事では、具体的にRO水とはどのような水で、天然水とどう違うのか解説します。水にこだわりがある人やRO水に興味がある人はぜひ参考にしてください。

RO水とは?不純物を除去した水!

RO水とは?不純物を除去した水!

RO水とは、逆浸透膜(RO膜)といった濾過膜に水を通すことによって不純物やミネラルなどを極限まで除去した水を指します。RO水は「純水」や「ピュアウォーター」と呼ばれることもあります。

ほとんどの飲み水は濾過装置によって不純物が取り除かれていますが、なぜRO水は極限まで不純物やミネラルまでも除去できるのでしょうか?その理由は逆浸透膜(RO膜)の穴の大きさにあります。

一般的な濾過フィルターの穴の大きさは0.1〜0.22μm(マイクロメートル)です。RO水を作る際もこの濾過フィルターを使用します。一方で、RO水は濾過フィルターで不純物を取り除いた後に、0.0001μmの逆浸透膜(RO膜)に水を通します。

このように、非常にきめ細かい膜を通すことで不純物やミネラルを極限まで除去することができるのです。

RO水と天然水の違いは?6つの項目で違いを説明!

RO水と天然水の違いは?6つの項目で違いを説明!

具体的なRO水と天然水の違いがわからない人もいるのではないでしょうか?次にRO水と天然水の違いを6つの項目に分けて説明します。

採水地

採水地

RO水の採水地は限定されていません。河川水や海水、天然水、水道水などさまざまあります。

一方で、天然水は水源が特定されており、南アルプスや富士山麓、その他名水地から採水します。

成分

成分

RO水には成分がほとんど含まれていません。不純物はもちろん、ミネラルまでも除去するため、何も含まれていない「純水」です。
また、必要に応じてミネラル成分を後から追加する場合もあります。

一方で、天然水にはミネラルが含まれています。採水地によって含まれる成分は異なりますが、ミネラルにはカルシウムやカリウム、マグネシウムなどがあります。

処理方法

処理方法

RO水の採水後の処理方法は、濾過フィルターと逆浸透膜(RO膜)の2つを通します。まず穴の大きさ0.1〜0.22μmの濾過フィルターで不純物を取り除き、その後、穴の大きさ0.0001μmの逆浸透膜(RO膜)を通して、ミネラル成分を取り除きます。

この2度の処理で極限まで不純物やミネラルを除去することができるようになります。

一方で天然水の処理は、穴の大きさが0.1〜0.22μmの濾過フィルターを通すだけとなっています。不純物を取り除くことは十分に可能ですが、ミネラル成分を取り除くことはできません。

安全性

安全性

RO水と天然水どちらも安全性が高く、基準値を超える汚染物質は含まれていません。

具体的な安全性の違いは、RO水は汚染物質の測定値が0に限りなく近く、天然水は汚染物質が若干含まれているが基準値を超えていないといった違いがあります。
どちらにせよ身体に影響を与えることはほとんどないといえるでしょう。

値段

値段

RO水は天然水に比べて値段が安くなっています。RO水が安い理由は、人工的に作ることができ、大量生産可能であるからです。

RO水は採水地に関係なくどのような水でも濾過フィルターと逆浸透膜(RO膜)を通すことで作ることができます。採水地が限定されている天然水に比べて、生産コストが低いため値段が安くなります。

ボトル

ボトル

天然水は使い捨てのボトルを使用していることがほとんどですが、RO水はメーカーが回収し、洗浄した後に再び使用できるリターナブルボトルを使っていることが多いです。

RO水を飲み終わった後、空のボトルをメーカーが回収してくれるため、ゴミを排出せずに済みます。

RO水を使用することのメリットは?安くて安全!

RO水を使用することのメリットは?安くて安全!

ここまでRO水と天然水の違いについて説明しましたが、RO水を使用することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?RO水を使用することの大きなメリットは安くて安全なことです。次にメリットの詳細について解説します。

値段が安いうえに安全性が保証されている

値段が安いうえに安全性が保証されている

RO水を使用することのメリットは、値段が安いうえに安全性が保証されていることです。
RO水を作る際、穴の大きさは0.1〜0.22μmの濾過フィルターで不純物を取り除いた後、0.0001μmの逆浸透膜(RO膜)を通すことで、さらに細かい不純物やミネラルを除去することができます。
「純水」や「ピュアウォーター」とも呼ばれるほど綺麗な水となっているため、安全性が保証されています。

さらに、RO水は水源に限定がなく、河川水や海水、水道水などのさまざまな水源から作ることができます。天然水とは異なり水源が限られておらず、大量生産が可能であるため値段が安いのです。

ミネラル成分を含まないためペットに飲ませても安心

ミネラル成分を含まないためペットに飲ませても安心

RO水はミネラル成分が含まれていないためペットに飲ませても安心です。

人間にとってミネラル成分を摂取することは身体に良いとされていますが、ペットがミネラル成分を大量に摂取すると健康に悪影響を与えてしまうこともあります。

犬や猫をはじめとするペットがミネラルを大量に摂取すると「尿結成症」という病気を発症する可能性があります。

尿結石症とは、尿内のミネラル成分が結晶化し、ペットの臓器の中で結石となってしまう病気です。そのため、ミネラル成分が含まれる天然水を飲み続けることはペットにとって危険となる場合があります。

一方で、RO水には不純物やミネラル成分がほとんど含まれていないため、ペットが飲み続けても健康に悪い影響を与えることはほぼないといえるでしょう。
軟水の天然水であればほとんど問題はありませんが、ペットの健康に特に気を遣っている人はRO水を飲ませることをおすすめします。

RO水を使用することのデメリットは?味が合わないことがある!

RO水を使用することのデメリットは?味が合わないことがある!

RO水は値段が安いうえに安全性が保証されているといったメリットがある一方で、味が合わない場合があります。

水の味は含まれるミネラル成分によって変わります。カルシウムやカリウムなどが含まれると水を美味しくし、一方で、マグネシウムや硫化イオンなどが含まれると水が不味くなります。

しかし、RO水には味を決めるミネラル成分がほとんど含まれていないため、味が非常にさっぱりしています。これまで天然水の味の違いを把握しながら飲んでいた人にとっては違和感があったり、飲みづらさを感じたりする場合があります。

好みの味ではない可能性があるため、RO水を飲んだことがない人は少量から試してみることをおすすめします。

場面によってRO水と天然水を使い分けよう!

本記事では、RO水を使用することのメリットやデメリット、天然水との違いなどを説明しました。

RO水は安いうえに安全性が保証されている、ペットが飲んでも安心といったメリットがある一方で、味が合わない可能性があるといったデメリットもあります。そのため、場面によってRO水と天然水を使い分けることが大切です。

RO水が気になっていた人は、ぜひ本記事を参考にして試してみてください。

 関連記事:軟水」と「硬水」の違い、本当にわかってる?それぞれの特徴教えます!

https://www.water-magazine.jp/article/859/
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