トップ特集雲の種類で季節を知る!10種の雲形の特徴を解説

雲の種類で季節を知る!10種の雲形の特徴を解説

雲の種類で季節を知る!10種の雲形の特徴を解説

「雲の種類は、季節によって違うの?」
「雲の形の特徴を知って、生活に役立てたい!」

空を見上げるとき、誰もが目にする雲の種類や特徴について、あなたも気になっていませんか?とはいえ、雲の種類を知る機会って、なかなかないですよね。

そこで本記事では、あなたの疑問を解消するべく、雲形の特徴10種を解説していきます。

【上層雲(じょうそううん)に浮かぶ雲】

  • 空の1番高い場所にある巻雲(けんうん)
  • 1つ1つが小さい巻積雲(けんせきうん)
  • 空全体にかさを作る巻層雲(けんそううん)

【中層雲(ちゅうそううん)に浮かぶ雲】

  • ひつじの群れのような高積雲(こうせきうん)
  • おぼろ雲と呼ばれる高層雲(こうそううん)
  • 雨を降らせる乱層雲(らんそううん)

【下層雲(かそううん)に浮かぶ雲】

  • くもり空といえば層積雲(そうせきうん)
  • 霧(きり)になる層雲(そううん)
  • わたがしのような積雲(せきうん)
  • 危険な雲!?積乱雲(せきらんうん)

雲の種類や特徴を知るきっかけに、ぜひ最後までご覧ください。

雲とは?大気中の細かい水の粒などの集合体

光芒(こうぼう)が映える青空

まず雲とは、大気中の細かい水や氷の粒の集合体。目に見えないほどの小さい粒が集合することで、少しずつ雲の形を目指します。

雲の空気が上昇気流として上へ上へと登っていき、空気中の水蒸気が冷えるなか、0.02mmほどの小さな水滴へと変化していくことで、雲の粒が出来上がるという仕組みです。

そんな小さな雲の粒たちが、どんどん集まっていくことで、私たちが普段見ている雲が完成します。

雲形の特徴10種を解説

ここからは、いよいよ雲形の特徴10種を解説していきます。

「上層雲」「中層雲」「下層雲」と雲の高さに分けて解説しますので、順番に読み進めてくださいね。

上層雲(じょうそううん)に浮かぶ雲の特徴

まず、上層雲に浮かぶ雲の特徴を解説します。

  • 空の1番高い場所にある巻雲(けんうん)
  • 1つ1つが小さい巻積雲(けんせきうん)
  • 空全体にかさを作る巻層雲(けんそううん)

上層雲とは、空の1番高い場所にある雲のことで、高さ5000mから13000mに現れる雲です。ぜひ、1番高い雲を想像しながらご覧ください。

空の1番高い場所にある巻雲(けんうん)

巻雲とは、空の1番高いところにある雲で、別名は「すじ雲」です。そんな巻雲は、ほうきでささっと描いたように広がっているのが特徴で、季節を問わず見ることができます。

この雲ができる場所の気温は、マイナス40℃以下という極寒。そんな巻雲は、氷晶(ひょうしょう)と呼ばれる氷の粒からできています。

太陽が低い時間に巻雲が発生すると、太陽の明るさが雲に反射する現象が見られますよ。思わず写真に収めたくなるような美しさに、ため息が出るはずです。

1つ1つが小さい巻積雲(けんせきうん)

巻積雲は、1つ1つの雲が小さいだけでなく、雲が群れをなしているように見えることから「いわし雲」「うろこ雲」とも呼ばれています。

この雲は、ひつじ雲と呼ばれる「高積雲(こうせきうん)」にも形が似ていますが、見分け方を覚えておくと便利ですよ。見分け方は、以下で紹介していきますね。

  1. まず、空を見上げる
  2. 腕を空に伸ばす
  3. 指1本を空に突き出す
  4. 指で雲を隠したとき、指全体に雲が隠れたら巻積雲

そんな巻積雲は、夏から秋にかけて見られることが多いでしょう。

空全体にかさを作る巻層雲(けんそううん)

巻層雲は、別名「うすぐも」と呼ばれていて、空全体にかさを作るのが特徴です。

空にヴェールがかかることで、もやがかかったような太陽を見たことがある方も多いのではないでしょうか。まさにその現象こそが、巻層雲が発生するときなのです。

この雲が現れると、天気が悪くなっていくといわれています。ただし、巻層雲自体が雨を降らせることはありません。もし空を見上げてうすぐもを発見したら、折りたたみ傘を用意すると良いでしょう。

中層雲(ちゅうそううん)に浮かぶ雲の特徴

つづいては、中層雲に浮かぶ雲の特徴を解説していきます。

  • ひつじの群れのような高積雲(こうせきうん)
  • おぼろ雲と呼ばれる高層雲(こうそううん)
  • 雨を降らせる乱層雲(らんそううん)

中層雲は、中層と呼ばれる2000mから7000mに位置する雲です。そんな中層にある雲の特徴について、じっくりご覧ください。

ひつじの群れのような高積雲(こうせきうん)

高積雲は、別名「ひつじ雲」とも呼ばれています。ひつじぐもと呼ばれる理由は、雲の形がひつじの群れのように見えるからです。

そんなひつじ雲が見られる季節は、主に春・夏・秋にかけてですが、季節問わず見ることもできますよ。

この雲は氷と水滴の密度が高く、雲の1つ1つが大きく厚いことから、グレーの陰影(いんえい)があることが特徴。

青空や夕焼けが広がる瞬間にひつじ雲が発生することで、美しい空を見ることができるでしょう。

おぼろ雲と呼ばれる高層雲(こうそううん)

高層雲は「おぼろ雲」とも呼ばれていて、空全体をもやっと覆う雲のことです。この雲の中は、水の粒でできていることが多いといわれています。

おぼろ雲は、上層雲の中で紹介した巻層雲と呼ばれるうすぐもと同じように、太陽にヴェールがかかったように見えるのが特徴。

うすぐもは、太陽の見え方が明るいとされていますが、おぼろ雲は、ぼんやりとした見え方をします。

そんな高層雲は乱層雲と繋がっていることが多く、この雲が発生することで雨が降りやすくなるでしょう。

雨を降らせる乱層雲(らんそううん)

主に「あまぐも」と呼ばれてる乱層雲は、まさに雨を降らせる雲のこと。

雨が降るときに空を見上げると、どんよりグレーの雲が覆っているのを見かける方も多いのではないでしょうか。まさにその雲こそが乱層雲なのです。

乱層雲は「乱」という文字が付きますが、乱が付く雲のほとんどは、雨を降らせる雲といわれています。この乱層雲の下にちぎれ雲が現れることで、より悪天候になる確率が上がるでしょう。

この雲は、低気圧と前線が近づくことで発生しやすく、弱めの雨や雪を長い時間降らせることが特徴です。

下層雲(かそううん)に浮かぶ雲の特徴

最後は、下層雲に浮かぶ雲の特徴を解説していきましょう。

  • くもり空といえば層積雲(そうせきうん)
  • 霧(きり)になる層雲(そううん)
  • わたがしのような積雲(せきうん)
  • 危険な雲!?積乱雲(せきらんうん)

下層雲は、空の1番低いところ(~2000m付近)にあります。引き続き雲の種類を知るきっかけに、読み進めてくださいね。

くもり空といえば層積雲(そうせきうん)

くもり空の代表格といえば、層積雲といっても過言ではないでしょう。層積雲は高度が低く、風や地形の影響を受けやすいとされています。

この雲は大きなかたまりが特徴です。ただこの雲は形をどんどん変えていくので、他に目立った特徴はありません。

たまに層積雲の間から太陽の光がもれて、「天使のはしご」と呼ばれる現象が起こります。この現象は薄明光線(はくめいこうせん)とも呼ばれていて、まるで天使から祝福されているような気分を味わえますよ。

霧になる層雲(そううん)

層雲は、低いところに発生する雲で、別名は「きり雲」です。地上近くまで達することがあるこの雲は、空気が上昇したときや気温が下がった場合に現れます。

霧と層雲との違いは、地表に近いかどうかで見分けると良いでしょう。地表に近いのが霧で、地表から離れている雲が層雲です。

この雲の色が明るいグレーの時は、天気が安定していることが多いのですが、ときに霧雨(きりさめ)を降らせることがあります。

わたがしのような積雲(せきうん)

晴れの日によく現れる雲といえば、「わたぐも」とも呼ばれている積雲です。積雲はわたがしのようにもこもこした形が特徴とされていて、美味しそうな可愛い雲ですよね。

この雲は上に向かって成長していくので、横や下にはほとんど発生しません。雲の内部につまった雲の粒のおかげで、太陽の光が当たったときにくっきりとした雲を見せてくれます。

夏場によく見られる積雲を発見した日は、晴れの日が続くと安心して良いでしょう。

危険な雲!?積乱雲(せきらんうん)

積乱雲は、大気の状態が不安定なときに発生しやすいとされる雲で、盛り上がった形が特徴。

夏場に、もくもくとソフトクリームのような雲を見かけたことはありませんか?その雲も「入道雲」とも呼ばれる積乱雲のひとつです。

そんな積乱雲が発達して、巨大化することで「スーパーセル」という、回転する上昇気流を併せ持った激しい嵐が起こる可能性も!

他にも竜巻・突風・大雨・ゲリラ豪雨・落雷などを引き起こす恐れがあります。

積乱雲を発見した場合は、建物のなかに入ったり、洗濯物を取り込むなど、あらかじめ注意しておくと良いでしょう。

滅多に見られない雲と現象

雲に映る影と虹の光輪

ここからは、上記の10種類の雲以外に、滅多に見られない雲と現象を紹介していきます。まず滅多に見れないのが「ベール雲」です。

ベール雲は「頭巾雲(ずきんぐも)」とも呼ばれていて、空に白い頭巾をかぶせたような可愛らしい雲が特徴。まれに、ちぎれ雲の上にベール雲が発生することもあるそうです。

つづいては「環天頂(かんてんちょう)アーク」という現象についてですが、環天頂アークは「逆さ虹」とも呼ばれていて、空に帯状の虹が現れる現象のことを指します。

ぜひ空を見上げて、珍しい雲と現象を探してみてくださいね。

雲の特徴を覚えて生活に役立てましょう!

本記事では、雲形の特徴10種を解説してきましたが、雲の種類によって様々な特徴があることがわかりましたね。

あなたもゆっくり空を見上げて、雲を観察してみてはいかがでしょうか。きっと、この記事で紹介した雲が見られるはずです。

ぜひ雲の種類や特徴を覚えて、外出時やアウトドアの雨対策などに役立てましょう。

雲の種類で季節を知る!10種の雲形の特徴を解説
雲の種類で季節を知る!10種の雲形の特徴を解説をシェアする

関連の記事