毎年6月の第3日曜日は父の日です。贈り物に困っている方は、サボテンをプレゼントしてみませんか?サボテンはプレゼントに最適であり、花束に劣らない魅力が数多くあります。
本記事では、父の日に最適な贈り物「サボテン」について以下の内容を分かりやすく解説します。
- 父の日が制定されるまでの歴史
- 父の日にサボテンが最適な理由3つ
- サボテンの特徴2つと育てるポイント3種類
- 父の日に最適なサボテンの種類3つ
この記事を読むことで、サボテンの魅力について知識が深まり、お父さんの印象や性格にぴったりなサボテンを迷わずプレゼントできるようになりますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
そもそも父の日はいつから始まったのか
最初に、父の日がどのようにして制定されたのか経緯を紹介します。内容としては、以下の通りです。
- 父の日はアメリカ発祥の記念日
- 父の日が日本で公認されたのはの1950年頃
以上の流れに沿って詳しく解説します。
父の日の由来はアメリカ発祥の祝日
父の日は、アメリカで生まれた記念日です。1910年、当時ワシントン州に住んでいた女性「ソノラ・スマート・ドット」が、父親の誕生月である6月に”父の日礼拝”をしてもらったことがきっかけといわれています。
ドットは、父親に育てられた彼女が教会へ訪れた際、母の日の存在を知ります。『どうして父の日は無いのか?父にも感謝する日を」と嘆願し、父の日のお祝いを催しました。
その結果、世界各地に広まり、約60年後の1972年にアメリカで正式に祝日として公認されました。
父の日が日本に導入されたのは1950年頃
日本で父の日が制定されたのは1950年頃です。
しかし、実際にお祝いされるようになったのは1980年代と言われています。母の日が定着していた1980年代の日本では、父の日も瞬く間に浸透していきました。
父の日は現在、アメリカや日本に限らず、中国やヨーロッパなど世界各国で広まっています。
父の日にサボテンをプレゼントすることが最適な3つの理由
サボテンが父の日のプレゼントとして最適な理由は、以下の3つが挙げられます。
- サボテンの花言葉がポジティブな意味合いだから
- サボテンは種類が豊富に取り揃っているから
- サボテンは多肉植物初心者でも、お世話がしやすいから
サボテンの魅力を押さえて、お父さんへのプレゼント選びを充実させましょう。ここから1つずつ詳しく解説します。
理由1:前向きな花言葉
サボテンの花言葉には、前向きな意味が多く含まれています。
例えば「枯れない愛」や「偉大」、「あたたかい心」、「燃える心」などが挙げられます。乾燥した環境に耐えられるサボテンの生態を象徴するロマンチックな花言葉が多いですね。
サボテンは、感謝の気持ちを伝える父の日にもぴったりな植物といえるでしょう。
理由2:サボテンの種類が豊富
サボテンは、種類が豊富な多肉植物の仲間です。「サボテン」と聞くと、緑色の太い柱のような茎に、細いトゲが密集している姿を想像する方が多いかも知れません。
しかし、丸い形や平たい形、色とりどりの花を付けるサボテンまでバリエーション豊かな特徴があります。
父の日には、ぜひお父さんのイメージに合わせたサボテンを選んでみてはいかがでしょうか。きっと喜んでもらえますよ。
理由3:お世話がしやすい
サボテンは、お世話の手間がかからない手軽さも魅力の1つです。その手軽さから、インテリアとして室内で楽しむこともできます。
サボテンは、頻繁に水や肥料を与える必要がありません。植物を育てたことがない初心者の方や、日中お仕事で忙しいお父さんにもぴったりな植物といえますね。
次の章では、サボテンのお世話のしやすさを生態的観点から解説していきます。
なぜサボテンはお世話がしやすいか|生態的2つの理由
ここからは、サボテンのお世話がしやすい理由を生態的な観点から紹介します。内容は以下の2つです。
- 貯水能力が長けている
- クチクラ層を持ち乾燥に強い
サボテンの巧妙な生存戦略は奥が深く、プレゼントするサボテン選びが楽しくなるでしょう。ここから順に説明していきます。
理由1:貯水能力が長けている
サボテンは、貯水能力が高いという特徴があります。なぜなら、葉を無くして、表面積を減らした形をしているからです。
植物の葉から水分が蒸発する現象を「蒸散」と呼びますが、サボテンは葉を持たないことで蒸散による水分の損失を抑制しています。
さらにサボテンの太い茎は、細胞の中に水を貯められる構造になっている特徴があります。砂漠地帯の気候にも耐えられるように、水分を保持する能力が備わっているといえますね。
理由2:クチクラ層を持ち乾燥に強い
上述したように、サボテンは乾燥に強い特徴があります。なぜなら、「クチクラ層」と呼ばれる外被(がいひ)を持っているからです。
クチクラ層は「キューティクル」を意味し、植物が貯蔵した水分が、蒸発することを防ぎます。
加えて、クチクラ層は植物の外皮から侵入しようとする細菌を保護する能力ももっています。サボテンは、クチクラ層を発達させて生き延びる術を身につけているといえるでしょう。
次の章からは、サボテンの育て方について紹介します。
多肉植物であるサボテンの水やりポイント2つ
サボテンの水やりにおける大切なポイントは以下の2つです。
- 土が乾いてから適量の水を与える
- 冬は水を与え過ぎない
ポイント1:水やりは土が乾いたタイミングで行う
サボテンの水やりは、土の表面が乾いてから行いましょう。
特に生育期である春と秋には、鉢底から水が溢れるまで、たっぷり水を与えることが大切です。
夏の水やりは、朝か夕方の涼しい時間帯を選びましょう。温度を下げるために、夜は霧吹きをかけることもおすすめですよ。
ポイント2:冬の水やりは根腐れに注意する
サボテンの水やりは、冬に根腐れを起こさぬように調整することがポイントです。
冬になるとサボテンは、冬になると休眠期に差し掛かり、成長を止めます。これに合わせて、水やりの頻度も少なくしましょう。
特に冷え込む12月〜3月の時期は、3〜4週間に1回の頻度にします。春から秋にかけてと同じ要領で水やりを行わないように注意しましょう。
多肉植物であるサボテンの置き場所ポイント2つ
続いて、サボテンの置き場所を考える際に押さえておきたいポイント2つを紹介します。
- 冷暖房から離れた場所
- 適度な日光が当たる場所
ポイント1:冷暖房から離れた場所に置く
サボテンは冷暖房の風が直接当たらない場所に置きましょう。なぜなら、サボテンの茎が傷んでしまうからです。
エアコンの乾燥した風が当たり続けることで、サボテン自体の温度が下がり、枯れる危険が高まります。
特に夏や冬の時期は、エアコンを多用する傾向があるため、置き場所には十分注意しましょう。
ポイント2:適度に日光が当たる場所に置く
室内でサボテンを育てる際は、できるだけ日が当たる場所で管理しましょう。
例えば、東向きの窓辺は、午前中の柔らかい日光が適度に当たるため、最適な場所といえます。日差しが強まる夏にはレースカーテンで日光を遮って調整しましょう。
しかし、冬場はサボテンを窓辺に置いたままにしておくことで凍結してしまう危険があります。この時期のサボテンは、窓から離して管理しましょう。
多肉植物であるサボテンの管理温度ポイント2つ
次に、サボテンを置く場所の温度や湿度管理について、ポイントを2つ紹介します。
- 湿度を高くし過ぎないようにする
- 冬の室温が5度以下にならないようにする
ポイント1:加湿に注意する
サボテンは湿度が高い環境下で育てないように注意しましょう。水分過多により、腐って枯れてしまう原因になるからです。屋外で育てる場合は、雨対策も必要になります。
特に日本の梅雨は、サボテンにとって生育が難しい環境といえます。雨の日が長期的に続く時期は、室内へ移動することをおすすめします。
ポイント2:冬の室温は5度以上に保つ
サボテンの冬越しは、5度以上を保つように心がけましょう。真冬に屋外の日陰に置いたままでは、凍ってしまう危険があります。
特に霜や雪を観測する地域では、屋外へのサボテンの設置は控え、室内で管理することをおすすめします。
サボテンの種類によっては、寒さに強いものも数多く存在します。不安な方は、サボテンを置く予定の環境に合わせて品種を選んでみましょう。
次の章では、父の日に最適なサボテンの種類を紹介します。
父の日にぴったりなサボテンの種類3選
ここからは、父の日にぴったりなサボテンの種類を紹介します。本記事でおすすめする種類は以下の3つです。
- 存在感ある大型のサボテン
- 卓上に置ける小型のサボテン
- 棘がないサボテン
お父さんの印象や性格、家族形態に合わせてサボテンを選べるようになりましょう。1つずつ詳しく紹介していきます。
種類1:存在感ある大型のサボテン
存在感を出してくれる大型のサボテンには、成人男性の身長を超える種類もあります。
天井が高い玄関やリビング、ベランダなどが最適な置き場所といえますね。1つあるだけで見応えがあり、空間の雰囲気をガラッと変えることができますよ。
種類2:卓上に置ける小型のサボテン
手の平サイズの小型サボテンは、お父さんの書斎や会社のデスクに最適な大きさです。窓際に複数並べるのもおすすめですよ。
棘の形や花の有無が異なる特徴があるため、1つの鉢に寄せ植えすることもできます。お手頃な価格帯の品種も多いため、プレゼントしやすい魅力もあります。
種類3:棘がないサボテン
サボテンには、棘を持たない品種や、棘が毛のように柔らかい品種も多く存在します。
小さなお子さんやペットがいる家庭では、固い棘を持つサボテンを置くことが難しいでしょう。うっかり触ってしまったり、口に入れたりする可能性も考えられます。
棘がないサボテンを選ぶことで、ストレスなく栽培を楽しめるでしょう。
父の日はサボテンで感謝の気持ちを伝えよう
本記事で紹介した父の日にぴったりなサボテンと栽培のポイントについて、もう1度確認しましょう。
- 父の日はアメリカで生まれた記念日であり、日本では1950年頃に公認された
- サボテンは花言葉とバリエーション、お世話の手軽さから贈り物に最適
- サボテンの栽培は「水やり」「温湿度」「置き場所」を考慮する
- インテリアとしての存在感を重視するなら、大型サボテンを贈ろう
- 置き場所・コスパを重視するなら、小型サボテンを贈ろう
- 家族の安全を重視するなら、棘がない(柔らかい)サボテンを贈ろう
サボテンは、普段仕事や育児で忙しいお父さんでも楽しみやすい多肉植物です。
本記事で紹介した3つの育て方ポイントと、サボテンの選び方さえ押さえれば、父の日にぴったりな品種をプレゼントすることができますよ。
本記事の内容を参考にして、お父さんに素敵なサボテンと感謝の気持ちを贈りましょう。